「麺屋7.5Hz 旭千林店」—高井田系の殻を破る“塩そば”実食記—

大阪・千林大宮駅の改札を出てすぐ。徒歩数十秒という好立地に店を構えるのが、今回ご紹介する「麺屋7.5Hz 旭千林店」です。2024年4月にオープンした比較的新しい店舗ながら、ラーメン好きの間ではすでに話題の一軒。
同店は、大阪ご当地ラーメンとして名高い“高井田系ラーメン”の人気ブランド。「濃口醤油×極太麺」という武骨な一杯が代名詞ですが、今回私がいただいたのは、そのイメージをいい意味で裏切る「塩そば」です。
もくじ(CONTENTS)
店の個性は“高井田系”

まずは簡単に、この店の背景から。
麺屋7.5Hzといえば、
- 鶏ガラ×昆布出汁に濃い醤油ダレ
- ワシワシとした噛み応えの極太ストレート麺
- 荒切りネギがたっぷり
という、いわば“しょっぱ旨い”中華そばが特徴。 パンチの強い味わいで中毒性が高く、「一度食べるとクセになる」と評されることも多いジャンルです。
あえて挑んだ「塩そば」

そんな中で私が選んだのは、あえての塩。正直に言うと、注文前は少し迷いました。
「この店で塩?」という違和感があったからです。しかし、結論から言うと…これは“アリ”どころか、かなり完成度が高い一杯でした。
透き通るスープに意外な力強さ
まず目を引くのは、澄んだスープのビジュアル。
いわゆる高井田系の黒い醤油スープとは対照的で、見た目は実に端正。その味わいは、あっさり系かと思いきや、ひと口で印象が変わります。
クリアながら、しっかりとした旨味
塩の輪郭がはっきりしたキレのある味わい
レビューでも「透き通っているのにガツンとくる塩ラーメン」と評されており、シンプルながらも存在感のある仕上がりが特長です。
麺はまさかの“極細”
さらに驚くのが麺。通常の7.5Hzといえば極太麺ですが、塩そばには細麺が合わせられています。これが実に理にかなっている。
スープの繊細さを壊さず、絶妙に絡むバランス感。
ある意味、この一杯は「7.5Hzが本気で塩を作ったらどうなるか」という実験的かつ完成されたプロダクトとも言えそうです。
トッピングも繊細仕様
ネギも通常のザク切りではなく、細めにカットされている印象。
全体の構成が、完全に塩仕様へとチューニングされています。
どこか、昔ながらの大阪塩ラーメンの名店(揚子江系)を思わせる雰囲気もありつつ、完成度はしっかり現代的。
総評:二枚看板として成立するポテンシャル

この「塩そば」、正直サブメニューにしておくのはもったいない一杯です。
看板の中華そばが「濃い」「太い」「武骨」だとすれば、塩そばは「クリア」「繊細」「スマート」まさに対極。
にもかかわらず、どちらも“旨い”というのが、この店の面白さです。
【店舗情報】
店名:麺屋7.5HZ 旭千林店
住所:大阪市旭区大宮2-27-16
営業時間:11:00 – 14:00、18:00 – 23:00(土日は通し営業)
定休日:火曜日
編集後記

高井田系といえば「濃い醤油一択」と思っていた方にこそ、試してほしい塩そば。ガツンとくるラーメンが苦手な人でも楽しめる一方、しっかりとした味の芯は健在で、ラーメン好きも納得の完成度です。
千林でラーメンを食べるなら、この店は外せない。そして訪れたなら、ぜひ一度、“裏看板”ともいえる塩そばを。きっと、7.5Hzの新たな一面に出会えるはずです。
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