変化への抵抗を乗り越える!チームビルディングゲーム「困った親指」

仕事の進め方が突然変わったとき、チーム内に「なぜこんな面倒なことをしなきゃいけないんだ」という不満や抵抗が生まれることはありませんか?
今回は、パズルのルールが途中で変更される体験を通じて、「変化には理由があること」を学ぶゲーム「困った親指」をご紹介します。
もくじ(CONTENTS)
「困った親指」とは?

このゲームは、子供向けのパズルを完成させるという単純な作業の途中で、突然「親指の使用禁止」という不条理なルールを課すワークショップです。
絶えず変化する状況下で創造性を発揮する必要があるときや、チームが変化に対して抵抗感を持っているときに行うと効果的です。
ゲームの基本情報
場所: 作業ができる机があるところ
用意するもの: 子供向けパズル(15〜25ピース程度)、ストップウォッチ
人数: 4人以上(1チーム2〜4人)
目的: 変化する理由を知ることの価値を理解する
ゲームの手順

- 準備: チームごとにパズルを渡し、すべてのピースをバラバラにして表を上にして置きます。
- 通常トライアル(3回): パズルを完成させるタイムを測定します。さらに2回繰り返し、タイムを短縮することを目指します。
- ルールの変更: ここで突然、「親指を使うことを禁止する」**と伝えます。親指がピースに触れるたびに、完了タイムに「1分」加算されるペナルティを課します。
- 制限下トライアル(3回): 親指を使わずにパズルを完成させるタイムを測定し、さらに2回繰り返します。
- 比較と話し合い: 合計6回のタイムを比較し、チームで話し合います。
ゲームを成功させるコツ
進行役は、メンバーの反応を注意深く観察しましょう。
- 完了タイムを告げる: 時計を見ながら、常にチームの現在のタイムを共有し、緊張感を保ちます。
- メンバーの「声」に耳を傾ける: 親指禁止ルールを発表した際、「なんてバカげたルールだ!」といった不満の声が聞こえるかもしれません。このリアルな反応こそが、後の話し合いで非常に役立ちます。
振り返り(感想会)での重要な問いかけ

ゲーム終了後、変化への理解を深めるために以下の質問を投げかけます。
「もし私が『親指に影響する有害物質がピースに含まれていると判明したので、親指を使わないでください』と理由を説明していたら、どう感じましたか?」
「実際の仕事で、変化についての情報(理由)があると、対処しやすくなりますか?」
「このゲームは、実際の仕事とどのような関連があるでしょうか?」
アレンジルール(バリエーション)
- 理由の説明の有無を分ける: チームの半分には理由を説明し、残り半分には説明せずに進め、両者の態度やタイムの違いを比較します。
- パズルの交換: 最初の3回の後、他のチームとパズルを交換して難易度を変えます。
- 目隠しで挑戦: 目隠しをして組み立てを行い、変化の影響を最小限にするために何ができるかを議論します。
まとめ

「困った親指」は、単に不便さを体験するゲームではありません。「なぜ変わらなければならないのか」という理由が共有されないことが、いかに現場のストレスや効率低下を招くかを体感させてくれます。
チームに新しいルールを導入する際や、組織変更を控えているマネージャーの方は、ぜひこのゲームを通じて「納得感のある変化」の重要性を伝えてみてはいかがでしょうか。
【参考・引用】
「15分でチームワークを高めるゲーム39」(著:ブライアン・コール・ミラー、出版:ディスカバー21)
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