持っている武器を最大化する!「シーズ思考」で新たな可能性を見つける方法

「自分たちの強みをどう活かせばいいか分からない」「新しい事業のきっかけを自分たちの中から見つけたい」……。そんな時に頼りになるのが、保有している資源を起点に考える「シーズ思考」です。

これまで「価値提案思考」などで顧客のニーズに寄り添う方法を見てきましたが、今回は「自分たちが持っているもの」に光を当てるアプローチを解説します。

1. シーズ思考とは?

シーズ思考とは、自分が保有している資源(シーズ)や強みを起点として、どのような価値を生み出せるかを考える思考法です。

顧客の悩みや課題から出発する「ニーズ思考」と対をなす考え方であり、「持っているものをどう活かすか?」という問いを持つことがポイントです。どちらが優れているということはなく、シーズ起点とニーズ起点の考え方を行き来できるようになることが、価値創造において大切です。

2. シーズ思考を実践する3つのステップ

ソースに基づいた、強みを形にするための3ステップをご紹介します。

① シーズを可視化する

まずは、現状どのようなシーズを持っているのかを言語化します。 シーズ=技術と思われがちですが、以下のように幅広い視点で自社の資源を見直してみましょう。

  • 人材:特別なスキルや経験を持った人はいるか?
  • 技術・設備:独自の技術や特殊な設備はあるか?
  • 資金:資金力や調達力は強みになるか?
  • 製造・物流:蓄積されたノウハウや提携先などの強みはあるか?
  • 企画・販売・サービス:独自の企画パターン、販売チャネル、接客スキルはあるか?

② 対応できるニーズを考える

次に、そのシーズが満たすことができるニーズを考えます。既存の組み合わせに囚われず、「もしこのようなニーズがあるとしたら、自社のシーズが活かせるのではないか」と問いを立て、候補をピックアップしていきます。

③ アイデアを考える

ステップ②で見つけ出したニーズを満たすために、具体的にシーズをどう活用するか、アイデアとして形にしていきます。

3. 思考のヒント:シーズとニーズの掛け合わせ

新しいアイデアを見つけるコツとして、「シーズとニーズののマトリクス(表)」を作成する手法があります。 縦軸に自社のシーズ、横軸に世の中のニーズを並べ、それらがクロスする部分で何ができるかを1つずつ検討することで、思いもよらない新事業や商品のアイデアが生まれることがあります。

まとめ

シーズ思考は、自分たちが当たり前だと思っているスキルや設備が、実は誰かにとっての大きな価値になることを気づかせてくれます。

「自分たちには何ができるだろう?」と一度立ち止まり、**足元にある宝物(シーズ)**を数え上げることから始めてみませんか?ニーズ思考と組み合わせることで、より確固たるビジネスの柱が見つかるはずです。

【参考文献】

思考法図鑑 ひらめきを生む問題解決・アイデア発想のアプローチ60

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