Acer Chromebook 317 登場「大型クロームブックの魅力を探る!」

写真引用:エイサー公式サイトより

エイサーは2021年5月、17.3インチFHDディスプレイを搭載したクロームブック「Acer Chromebook 317」を発表しました(日本での発売日・価格は未定)。

今回は本機及び大型クロームブックの魅力について、紹介しましょう。

クロームブック界の「ビッグダディ!」
Acer Chromebook 317

今回紹介するAcer Chromebook 317は、Chrome OS搭載機種の中で業界初となる17.3インチの大型ディスプレイを搭載しています。

その分、重さも約2.3㎏強と重量級(筆者が昔、使用していた15.6インチのノートPCは2.5㎏でしたが…)です。

その大きさ・重さから本機は、まさにクロームブック界の「ビッグダディ」(大きなお父さん)と形容してよいでしょう。

Acer Chromebook 317の基本スペック

本機317は、17.3インチのディスプレイは共通仕様ですが、複数のモデルが用意される模様。

【Acer Chromebook 317スペック】

  • ディスプレイ…17.3inch/FHD(IPS)
  • CPU…Intel Pentium Silver N6000又はCeleron N5100又はCeleron N4500
  • メモリ…最大8GB
  • ストレージ…最大128GB
  • 重量…約2.3㎏強
  • その他…Wi-Fi 6対応、バッテリー駆動時間や約10時間
  • 販売価格…380ドル(約42000円)から

性能・価格的には、クロームブックとしてはミドルレンジにあたるモデルです。

尚、記事執筆時点(2021年5月29日現在)では、日本発売モデルの詳細スペック・価格等は公表されていません。

Acer Chromebook 317の特長

写真引用:エイサー公式サイトより

本機の特長を、一言で表すと「デカイ!」この表現に尽きます。

今回はこの「デカさ」に着目して、317の長所と短所について紹介しましょう。

(その他の性能面からの考察は、今回は割愛します)

Acer Chromebook 317の長所

画面サイズが大きいということには、様々なメリットがあります。

具体的には…

  • 大画面で、動画やサイトを楽しむことができる
  • 大画面で、グーグルドキュメントやスプレッドシートが使える …等

「今更あたり前の事を…」と思われるかもしれません。

しかし、画面が大きいことには、はかり知れないメリットがあります。

特に視力の衰えた中高年には、その有難さを実感して頂けるでしょう…

(筆者の場合、13インチPCでは、文字が、そのままでは読みにくいので、常に拡大表示)

正直、おじさんの私には、小さい文字は、霞んで読めません。

もちろん、若者の皆さんにも「大画面の快適さ」は一度使って頂ければ、十分に実感してもらえるでしょう。

Acer Chromebook 317の短所

デカイと言うことには、ひとつだけ大きなデメリットも存在します。

それは、「外に持ち出す時に不便」ということ。

大きさとモバイル性は反比例するので、これは解決できない欠点です。

しかし、ここで「発想の転換」を行ってみではいかがでしょう。

「外には持ち出さない!」

そう決めてしまえば、この欠点は消滅します。

(部屋の中での、持ち運びは十分可能ですし…)

この様に本機は、用途を割り切って使うことが必要ではないでしょうか?

Acer Chromebook 317は、日本市場でヒットするのか?

写真引用:エイサー公式サイトより

結論を先に言ってしまうと…

「日本市場ではAcer Chromebook 317はヒットしない」

と予想しています。

その理由は…

「日本市場で17インチノートPCがヒットした試しがない」

ということです。

クロームブックとして、17インチ超の機種は本機が初めてですが、ノートPCとしては、これまでいくつもの機種が発売されています。

実際、価格コムのサイトで検索したところ…17インチ超のPCが195機種もありましたが、現在の売れ筋ランキングを調べてみると最高位の機種(FMV LIFEBOOK NH77/E3)でも55位でした。

私もよくPC売れ筋ランキングをチェックしているのですが、ベスト10に17インチのPCがランクインしたことを見た記憶がありません。

もうひとつの理由として

「時代のトレンドは13~14インチのモバイルPCへ」

かつての日本市場は、2㎏超えの15.6インチのものが圧倒的な人気でしたが、現在では1.5㎏未満の13~14インチクラスの人気が高まっています。

大型クロームブックにもニーズはある

このように、ノートPCの消費トレンドは、小型軽量化に向かっています。

そのため、本機が日本でヒットするのは難しいでしょう。

しかし、一定程度の大型機に対するニーズもあるのも事実です。

また大型ディスプレイの快適性を知らない消費者も数多くいるでしょう。

「大画面の魅力を消費者に示す先駆け」

同機には、そんな役割を期待しています。

大型クロームブックの魅力

写真引用:エイサー公式サイトより

それでは、次に大型クロームブックAcer Chromebook 317の魅力について具体的に紹介しましょう。

魅力1:大画面で映画やYouTubeを楽しめる!

17.3インチの大型ディスプレイを搭載した本機なら、映画やYouTube等を迫力ある映像で楽しむことができます。

また、ネット鑑賞や文書の作成等も、快適に行うことができます。

魅力2:素早い起動で、家中どこでも…

軽量・軽快なChrome OSを搭載しているので、まるでスマートフォンの様に素早く起動します。

そのため、台所、書斎、子供部屋…思い立ったら、すぐにクローム開きましょう!

魅力3:家族みんなで共有できる!

お父さん、お母さん、子供達、それぞれアカウントを作成すれば、クロームブックをみんなで共有できます。

大切なデータは、アカウント毎に別々に、クラウド上のGoogle Driveに安全に保存されます。

そのため万が一、子供がジュースをこぼして本体を壊した!

そんな時も安心です。新しいクロームブックを用意して、あなたのアカウントでアクセスすれば、すぐに元通りに作業を続けることができます。

まとめ

今回は、新しく登場したAcer Chromebook 317を紹介しました。

大型ディスプレイ搭載で、動画鑑賞、ネットサーフィン、文書作成…等が快適に行えます。

また家族みんなで共有する「ホームエンタメ機」としても最適の一台ですね!

今回も最後まで御覧頂き、ありがとうございました💖

【参考】

エイサー:Acer Chromebook 317公式サイト

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