【大阪・萱島】「京阪トップ商店街」ついに全店舗閉店!【昭和遺産】

「昭和レトロ商店街7選」にも選ばれ、商店街マニアの中では人気の高かった「京阪トップ商店街」ですが、遂に全店舗閉店し、商店街としての役割に終止符を打ちました。
もくじ(CONTENTS)
レトロ商店街マニアに人気の「京阪トップ商店街」

今回紹介するのは、京阪電車萱島駅東口から5分程歩いたところにある近隣型商店街。その名も「京阪トップ商店街」。そのレトロな佇まいから様々なメディアでも紹介されています。全国の商店街マニアの間でも人気は高く、その様子を映像に収めようと訪れる人が後を絶ちません。
2025年5月、遂に現地を散策してきました!
そんな私も、昭和レトロ大好き人間のひとり、その姿を一目みようと2025年5月に現地に訪れました。
まずは京阪電車にのって「萱島駅へ」

まずは訪問する「京阪トップ商店街」は寝屋川市萱島本町にあり、最寄り駅は京阪電車「萱島駅」です。
京阪電車の天満橋~萱島間は複々線区間となっており、萱島止まりの普通列車が多く存在しています。そのため京阪沿線の住民であれば、誰もが知っている知名度の高い駅となります。
また萱島駅と寝屋川市の間には、京阪電鉄の寝屋川車両基地があります。年に一度は、この地で「ファミリーレールフェア」が行われているということもあり、鉄道ファンの方は訪れたことがあるのではないでしょうか?
萱島神社の大クスノキ

また萱島駅と言えば、駅の下には萱島神社があます。そしてこちら神社のご神木「萱島の大クスノキ」が駅のホームを貫いていることで有名です。
この樹齢700年と推定される大クスノキは、この萱島駅が高架・複々線化される際に、伐採される予定でした。しかし、地元住民がこのクスノキの保存を強く要望したことから、現在のような形で保存されることになりました。
そしてその際、社殿も京阪電鉄が造営・寄進し、昭和55年に「萱島神社」として再興されました。
萱島中央商店街を通り抜けて

萱島駅のロータリーを東に進むと、まず見えてくるのが「萱島中央商店街」です。こちらの商店街もかなりレトロな雰囲気で、おそらく昭和時代に自然発生的に出来た商店街だと思われます。
現在は、かなりシャッターの閉まったお店(廃業した店舗)が多いのですが、いくつかのお店はまだまだ元気に営業を続けています。
おでんが名物「大丸屋酒店」

朝7時から営業している街の居酒屋酒店。店内の雰囲気はTHE昭和。玉ねぎ一玉を煮込んだおでんやジャンボ焼売のおでんが名物です。
チーズケーキのお店「ずーち」

オーストラリア産のクリームチーズと国産の卵を使ったチーズケーキが人気のお店。夕方には売り切れることが多いので、食べたい人はお早めに
萱島団子が安い「若芝」

リーズナブルな萱島団子が大人気の和菓子店。みたらしとこし餡団子の2種類があり、それぞれ1本70円、80円と激安価格で販売されています。
京阪トップ商店街

駅前から続く萱島中央商店街を進み、途中で脇道に入り少し進んだところに本日の目的地「京阪トップ商店街」がありました。
錆びたトタン屋根に色あせた商店街看板が、入る前からレトロを演出してくれています。
さっそく中に入ってみることにしました。
右も左もシャッター通りに…

ワクワクした気持ちで中に入ってみたものの、右も左も全てのお店がシャッターを下ろしていました。
ただし、アーケードに吊るされた万国旗や、お店のテント看板、袖看板などから、昭和レトロ商店街の雰囲気はぷんぷん伝わってきます。
営業しているお店は「無し」

気を取り直して、端から端までアーケードを歩いてみます。しかし営業をしているお店はゼロ。ついでにこちらの商店街から横に伸びる「萱島銀座商店街」も散策しましたが、こちらも営業しているお店はありませんでした。
事前の情報では、まだ数店舗営業していると思っていただけに、凄く残念でした。
商店街から商店街跡地へ

昭和レトロ商店街としてマニアの間では、とても人気の高かった商店街ですが、遂にすべての店舗が営業を終了していました。
商店街としての役割を終え、商店街跡地になってしまったのです。
このことは、昭和レトロ、商店街好きの私としては、すごく残念ですがこれも時代の流れなので、しかたがありません。
まとめと感想

今回は、萱島駅周辺及び商店街を散策しました。いかがだったでしょうか?
期待していた「京阪トップ商店街」が全て営業を終了して、商店街跡地になっていたのは残念でした。しかし萱島中央商店街にはまだまだ頑張って営業を続けているお店が健在だったので、個人的には味わいのある散策になったかなと思っています。
当サイトでは、この他にも様々な「街歩き・食べ歩き」記事をアップしております。また今回の萱島散策は「動画」にも残しております。是非こちらの記事や動画も御覧頂けると幸いです。
それでは、今回も最後まで御覧頂き、ありがとうございました。