極上の“静けさ”を切り取る、写真サンドボックス『Seclusa』(セクルーサ)レビュー前夜レポート

東アフリカの静謐なサファリを舞台に、プレイヤーは一人の野生動物カメラマンとして滞在し、自然と共にゆっくりと時間を過ごす。Studio Nienteが手がける新作『Seclusa』(セクルーサ)は、喧騒から離れ“没入的な静けさ”を体験できる、極めてユニークな写真シミュレーターだ。Steamでは2026年2月16日にリリース予定となっており、その穏やかな魅力は既に注目を集めている。

今回は体験版(デモ版)をプレイしたので紹介したい。

■ 息をのむロケーションと、手触り豊かな写真体験

『Seclusa』の最大の魅力は、丁寧に作り込まれた環境表現だ。サンセットに染まる大地、木々を揺らす風、遠くから聞こえる野生動物の声──すべてがプレイヤーの感性を刺激し、シャッターを切る瞬間に自然と没頭できる。

撮影対象となる動物たちは、レベルアップに応じて新たな種が開放され、より多彩な写真体験が可能になる。カメラのカスタマイズや撮影後の処理も充実しており、写真そのものの“仕上げ”を楽しむこともできる。

■ プレイスタイルは「積極派」も「放置派」も歓迎

本作は「アクティブにも、パッシブにも遊べる」設計が特徴。作中では日替わりタスクの達成や、のんびり自然観察をして過ごすだけでも経験値が入り、撮影機材やロッジの設備をアップグレード可能だ。さらに天候や時間帯を自由に変更できる能力も解放され、理想の一枚を追求する楽しさが広がる。

■ “コージー”を極めた余暇アクティビティ

ロッジではカード収集、ジグソーパズル、猫との触れ合いといった、ミニゲームに近い要素も用意されている。こうした“余暇”のコンテンツが世界観をいっそうゆるやかにし、写真を撮る合間の時間さえ心地よく演出してくれる。デモ版アップデートではロッジの猫用の帽子を着せ替えられる要素まで追加されるなど、遊び心もしっかりと盛り込まれている。

■ 静けさの中に広がる豊かな体験

『Seclusa』は、アクション性を求めるプレイヤーには向かないかもしれない。しかし、忙しい日常から離れ、自然の空気を深く吸い込みながら、ゆっくりと時間を味わいたい──そんなユーザーには間違いなく刺さるだろう。静謐なサファリで、ただそこに息づく世界を写真に残していく。それだけで心が満たされる、稀有な体験がここにある。

自然の息吹と、自分自身のペースで紡ぐ穏やかな物語。『Seclusa』は、その静けさの中にこそ、豊かなゲーム体験があることを教えてくれる作品だ。

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