BGAに登場!シンプリシティ日本語ルール紹介

今回はボードゲームアリーナに新しく登場した「シンプリシティ」のルール和訳を紹介します。

ゲームの概要

眠らない街、シンプリシティにようこそ!

シンプリシティは近年、目覚ましい成長を遂げています。そこで、これからも計画的に都市を発展させていくには、皆様の力が必要です!

  • デザイナー:David Brain
  • イラストレーター:Sergio Chaves, Rainer Petter
  • メーカー:Fractal Juegos
  • プレイ人数:2~6人
  • プレイ時間:約15分
  • ルールの難易度:3/5
  • 戦略の要素:3/5
  • 運の要素:3/5

ゲームの内容物

ゲームの内容物は上図の通り

ゲームの準備

  • シティボードを形成するには、以下の表に示されている数の地形タイル(terrain tile)を使用します。これら地形タイルを裏向きにシャッフルした後、表返し、同じ向きになる様にして、テーブルの上に並べます。これでシティボードは完成しました。残った地形タイルは、今回のゲームでは使用しませんので、片付けておきましょう。
  • 下記表の通り、各プレイヤーに都市計画セットを渡します。「シンプリシティ」では、各都市計画セットは、担当する各プレイヤーが率いるチームを表しています。(備考)2人又は3人プレイの時は、各プレイヤーは、2つの都市計画チームを担当します。追加ポイントタイル(extra point tile)は、どの計画チームが追加得点トークン(extra point tokens)を収集したか区別するのに役立ちます。
  • 2人・4人・5人プレイ時は、解体トークン(demolition token)を使います。3人・6人プレイ時は、解体トークンは使用しませんので、片付けておきましょう。
  • 「計画ボード」を「シティボード」の横に配置します。
  • 全ての「建物タイル」と「公園タイル」をバッグの中に入れてシャッフルします。次に袋の中からタイルを引き、「計画ボード」の横に1枚ずつ表向きに配置します。(注:公園タイルは最初のラウンドでは配置できません。もし袋から公園タイルを引いてしまった時は、戻してもう一度引き直して下さい)
  • 追加ポイントトークンをテーブルの脇に置いておきます。
  • 最初のラウンドのプレイの順番を決めるために、各チームのポーンを集めます。適当な方法で、順番を表す計画ボードの隣に並べていきます。
  • 最後の順番のスペースに配置されたプレイヤーには、1枚の追加得点トークンが与えられます。
プレイ人数によって、採用される地形タイルの数や細かいルールが変わってくる

ゲームの目的

「シンプリシティ」の目標は、完璧な都市計画を実施することです。

そのためには、各チームが建物を戦略的に配置し、同じタイプの建物で地域を形成し、全体として建物間のリンクを生成する必要があります。

地域が大きく、繋がりが深いほど、ゲームに勝つチャンスは増えるでしょう。

ゲームの遊び方・手順

本ゲームは、5ラウンドで構成されます。

各プレイヤーは、計画ボードの隣に配置されたポーンの位置に応じて、ラウンドごとに順番が変わります。

計画ボードの一番上のポーンのプレイヤーから順番に、手番を行います。

ただし注意してください。今回のラウンドで一番初めにプレイしたチームは、次のラウンドでは、最後になる場合もあります。

毎ラウンド、プレイの順番が変わるところがこのゲームのポイント

自分のチームの手番になったら、計画ボード横に配置された建物・公園タイルを選択し「シティボード」上に配置します。そして、配置したタイルの上に自分のディスクを置きます。

ただし、「シティボード」上にタイルを配置する際には、以下のルールに従う必要があります。

【タイル配置ルール】

  • 計画ボードの1~3番目には、ひとつのシンボルが描かれています。このシンボルマークと同じマークの描かれた「シティボード」の上にタイルを配置するこことができます。
  • 計画ボードの4~6番目には、ふたつのシンボルが描かれています。この2つのシンボルマークのいずれかひとつのマークが描かれた「シティボード」上にタイルを配置することができます。
  • 計画ボードの最後(7番目)には、何もシンボルが描かれていません。そのチームは「シティボード」上の任意の場所にタイルを配置することができます。(「シティボード」上には、何もシンボルが描かれていないマスがあります。この場所にタイルを配置できるのは、最後の手番チームだけです)

上記配置ルールに従ってタイルを配置しなければなりませんが、もしこのルールに従ってタイルをどこにも配置することができない場合、任意の場所にタイルを配置することができます。

ラウンドの終了

全てのチームが、シティボード上にタイルを配置したら、次のラウンドに進みます。

以下の手順に従って、新しいラウンドの準備を始めます。

  • 計画ボード横にある残りのタイルを破棄します。次に計画ボードを裏返します。
  • バッグの中からランダムに7枚のタイルを引き、計画ボードの脇に配置します。
  • 前回のラウンド終了時の順番に従って、各チームのポーン並べ、最後の順番になったチームに、追加ポイントトークンをひとつ与えます。

準備ができたら新しいラウンドを開始します。

ゲームの終了

5ラウンド終了したらゲームも終了し、シティボード上の様子を見ながら得点計算を行います。

【得点計算方法】

各チームは以下の方法で得点を獲得します。

<リンク>

リンクとは、直線上に配置された同色2枚のディスクで構成されます。

リンクひとつごとに3ポイント獲得します。

<ネイバーフード>

各ディスクは、それらが配置されている「ネイバーフード」(近隣)の状況に応じて得点が加算されます。

ディスクが置かれているタイルに隣接(タテ・ヨコ)する同じタイルの数を数え、そのタイル数と同じだけの得点を獲得します。

<公園タイル>

「公園タイル」は特殊なタイプのタイルです。

他のタイルとは異なり、隣接(タテ・ヨコ)するタイルの種類に応じて得点を得ることができます。

獲得できる得点は以下の通りです。

  • 1種類の建物と隣接している場合…1点
  • 2種類の建物と隣接している場合…4点
  • 3種類の建物と隣接している場合…9点
  • 4種類の建物と隣接している場合…16点

<追加得点トークン>

獲得した追加得点トークン1枚ごとに1点を獲得します。

ゲームの勝者について

上記にしたがって得点計算を行い、もっとも多くの得点を獲得したプレイヤーがゲームの勝者となります。

特別ルール

【ひとりで2つのチームを担当する場合】

2人又は3人プレイ時には、各プレイヤーは2つのチームを担当します。

ひとつのチームを担当する時と同じ様にゲームは進行します。

ただし…ゲーム終了時に得点の低い方のチームの得点がそのプレイヤーの得点になります。

【解体トークンを入れる場合】

2人・4人・5人プレイ時には、解体トークンを入れて行います。

解体トークンはそのラウンドの最後の順番のプレイヤーが管理します。

管理するプレイヤーは、ラウンド開始時に解体トークンを「計画ボード」に置かれている7枚のタイルの中から、1枚を選び、その上に置きます。

解体トークンが置かれたタイルは、そのラウンドで使うことができません。

Follow me!