阪急正雀駅前・旭川ラーメン専門店「とっかり」で醤油ラーメンを頂きながら北の大地に想いを馳せて…

北海道の3大ご当地ラーメンのひとつ「旭川ラーメン」。今回は大阪正雀駅前にある旭川ラーメン専門店「とっかり」の醤油ラーメンを紹介したい。

旭川ラーメンの歴史

お店の紹介に入る前に、まずは「旭川ラーメン」とはいかなるものか?そのルーツについて紹介してみたい。

1922年(大正11年)に、札幌から「竹家支店 旭川芳蘭」がオープンし、これが旭川で初めてラーメンを提供した店と言われています。1930年代には、地元の中華料理店や蕎麦屋でもラーメンが提供されるようになりました。

現在の旭川ラーメンの原型は戦後まもない昭和22年に誕生したと言われています。店の名は「蜂屋」。現在も続く旭川屈指の老舗です。これまでは鶏ガラで作られていたスープを豚骨ベースに替え、臭みを消すために魚介類のだしをプラス。近年ダブルスープの名で知られる技法が戦後の旭川で生まれていたのです。

やがて「蜂屋」に続いて「青葉」がラーメンを作り始めたのが同じ頃、日本人に合う醤油だれとスープを独自に工夫しました。そしてこの2店が旭川ラーメンの基盤となっています。

その後は旭川にも、次々と新しいラーメン店が誕生しました。また平成8年には「旭川ラーメン村」という施設が完成し、市を挙げてラーメン文化を発信しています。現在は、旭川ラーメンの知名度は全国区となり、地元旭川のみならず、全国で旭川ラーメンを愉しむことができるようになりました。

旭川ラーメンの特徴

旭川ラーメンには、以下のような特徴があります。

まずスープは、豚骨と魚介を合わせたWスープにたっぷりのラードを入れます。その上に醤油ダレで味付けをするのが基本となっています。

また麺に関しては、加水率が低い中細ちぢれ麺を使用する店が多く、コシが強く、スープとの相性が抜群です。

具材については、チャーシュー・メンマ・ネギが一般的ですが、近年は多くの店があり、この限りではなく、旭川発祥の名物である「塩ホルモン」や「豚トロ」をチャーシューの代わりに使う店もあります。

阪急正雀駅前の旭川ラーメン専門店「とっかり」

それでは旭川ラーメン専門店「とっかり」を紹介しましょう。ちなみに店名の「とっかり」とはアイヌ語でアザラシのことです。

阪急京都線正雀駅の南口からすぐの所にあります。私が到着した時刻はすでに午後1時30分を過ぎていたと言うこともあり、並ばずすぐに入店することができました。店内はカウンター席が10席のみで、店内の雰囲気は少しレトロな雰囲気がただよっていました。

チャーシュー麺(醤油:950円)を注文!

今回注文したのは、旭川ラーメンとしては王道の醤油ラーメン。プラス150円でチャーシュー大盛にできるので、醤油チャーシュー麺にすることにした。

注文からほどなくして着丼。どうですかこのビジュアル。濃いめの醤油スープの上にラードの煌めき、具材はチャーシュー・メンマ・ネギ、まさに正統派の旭川ラーメンといった趣があります。

肝心の味の方はどうか…濃い目の醤油ダレが、もちもちした縮れメンに絡みついて美味い。少しなつかしい(古臭い)感じがする醤油ラーメンです。個人的には、大満足の一杯でした。

まとめ

今回は阪急京都線正雀駅前にある「とっかり」を紹介しました。大阪で本場旭川ラーメンの味を楽しみたい方は是非、一度訪問してみてはいかがでしょうか?

当サイトでは、この他にもラーメンやうどん等、B級グルメの食べ歩き記事をアップしております。是非そちらの記事も御覧頂けると幸いです。

とっかり 本店ラーメン / 正雀駅岸辺駅
昼総合点★★★☆☆ 3.7

Follow me!