姫島で静かに輝く一杯「中華そば 紆折(うせつ)」を訪ねて…

阪神電車・姫島駅を降りてわずか1〜2分。住宅街へほんの少し足を踏み入れた場所に、知る人ぞ知る中華そばの名店がある。「中華そば 紆折(うせつ)」。2021年のオープン以来、派手な宣伝に頼らず、実直な一杯で着実にファンを増やしてきた店だ。
もくじ(CONTENTS)
■紆余曲折を感じさせる真摯な佇まい

外観はごく控えめ。暖簾と小さな看板が目印で、初めてだと通り過ぎてしまいそうになる。しかし開店前後には自然と行列ができ、その存在感は否応なく伝わってくる。店内はカウンター6席のみ。清潔感があり、厨房との距離が近いぶん、店主の仕事ぶりがそのまま伝わってくる空間だ。
■ 鶏と水だけで引き出す、透明感ある旨味

紆折の中華そばの核となるのが、鶏と水だけで炊いたスープ。雑味のないクリアな味わいの中に、鶏の旨味が静かに、しかし確かに広がる。看板となる「醤油」「塩」に加え、いりこ(煮干し)を効かせた一杯や限定麺も人気だ。
特に評価が高いのが、いりこ系と塩。煮干しの香りと鶏の旨味が重なり合い、食後の余韻まで美しい。ちなみに同店は「ぴあ 究極のラーメン 関西版」で高評価を獲得し、塩系メニューがグランプリ受賞歴を持つことでも知られる。
■ 麺線の美しさに、思わず息をのむ

丼が置かれた瞬間、まず目を奪われるのが整えられた麺線。中太〜細麺を使い分け、なめらかな喉ごしと小麦の風味を両立させている。スープを持ち上げすぎず、しかし不足もない――そのバランス感覚が秀逸だ。
厚切りのレアチャーシューも名物のひとつ。注文ごとに炙られることで香ばしさが加わり、赤身の旨さが際立つ。肉増しを頼む常連が多いのも頷ける。
■ 一杯一杯と向き合う、だから行列ができる

紆折では基本的に一杯ずつ丁寧に仕上げるスタイル。そのため回転は決して早くないが、「待つ時間も含めて体験」と話すファンは多い。実際、平日昼や週末には開店直後から満席が続くことも珍しくない。
【店舗情報】
店名:中華そば 紆折(うせつ)
住所:大阪市西淀川区姫里2-10-18
アクセス:阪神電車 姫島駅より徒歩約1~2分
席数:カウンター6席
営業時間:11:30~14:30、17:30~20:00(日曜日はお昼のみ)
定休日:月曜・第3木曜
【編集後記】姫島に来たら外せない一軒

派手さはない。だが、素材と技術、そして真摯な姿勢が一杯の中に凝縮されている。それが「中華そば 紆折」だ。ラーメンを“日常のごちそう”として丁寧に味わいたい人にこそ、訪れてほしい一軒である。
【あわせてよみたい】
当サイトでは大阪エリアを中心に、様々なラーメン店などを紹介しております。是非こちらの記事もご覧ください。
・進化系“泡”家系が魅せる濃厚の極み!大阪・今里「麺家 武骨」で味わう、満腹必至の一杯
・門真市駅前に新星誕生!「ラーメン哲長」深みと上品さを両立した渾身の一杯


