言葉を超えた絆を!チームビルディング・ゲーム「沈黙は金なり」

「最近、チーム内でのコミュニケーションがうまくいかない」「言葉以外の振る舞いが原因で、メンバー間に衝突が起きている」と感じることはありませんか?
そんな時におすすめなのが、一切の会話を禁止して共通の目標に向かうゲーム、「沈黙は金なり」です。
もくじ(CONTENTS)
「沈黙は金なり」とは?

このゲームは、お互いに口をきかずに「理想の職場環境」を1枚の絵に描き出すというユニークなワークショップです。
私たちは普段、言葉に頼りすぎて相手の本質的な意図を見落としがちです。あえて言葉を封印することで、「言葉を使わずにどこまで意思疎通ができるか」を深く理解することを目的としています。
ゲームの基本情報
- 場所: 作業ができる机があるところ
- 用意するもの: A3程度の紙、カラーペン数本(チーム数分)
- 人数: 8人以上(1チーム4〜6人)
- 時間: 約10分間(描画時間)
ゲームの進め方

- チーム分けと配布: メンバーを4〜6人のチームに分け、紙とペンを配ります。
- テーマの設定: 「チームにとって理想的な職場環境の見取り図、または絵」を描くよう指示します。予算などの制限は一切考えず、創造性を発揮して楽しむことがポイントです。
- 無言での実行(10分間): 一切しゃべらずに、チームで協力して1枚の図を完成させます。
- 発表: 10分後、各チームが描いた図の内容を全員の前で発表します。
成功させるためのコツ:驚きの「7-38-55の法則」

このゲームを成功させ、学びを深めるためのヒントがいくつかあります。
非言語情報の重要性を知る: ある研究によれば、コミュニケーションの内容が伝わる割合は、言葉が7%、口調が38%、そして言葉以外のシグナル(身振りや表情など)が55%。また電話の場合は、言葉が18%、口調が82%であると言われています。
- 事前のルール設定: ゲームを始める前に、「筆談(文字で書くこと)」を許可するかどうか決めておきましょう。
- 効率的な行動を共有する: 進行役はメンバーを観察し、言葉を使わずにうまく連携している様子があれば、後の感想会で紹介しましょう。
振り返り(感想会)での問いかけ

ゲーム後の振り返り・感想会はとても重要です。以下の質問を投げかけてみてください。
「どのようにしてコミュニケーションをとりましたか?(身振り、筆談、小さな下書きなど)」
「どのくらい正確に意思疎通ができたと感じますか?」
「このゲームは、実際の仕事とどのような関連があるでしょうか?」
多くのメンバーは、言葉を使わなくても意外とコミュニケーションがとれたことに驚くはずです。
ゲームのアレンジ(バリエーション)
- 素材を変える: 紙とペンの代わりに、粘土や積み木を使って理想の環境を立体的に表現します。
- 課題解決に挑む: 「組織が現在抱えている問題の解決策」を描かせます。難易度は上がりますが、より実務に近い深い議論(無言の!)が可能になります。
まとめ

「沈黙は金なり」は、言葉という便利な道具を一度手放すことで、相手の動きや表情をより注意深く観察する姿勢を養います。
顧客や提携先とのコミュニケーションに課題を感じている時こそ、このゲームを通じて「伝わる」ことの本質をチームで再発見してみてはいかがでしょうか。
【参考・引用】
「15分でチームワークを高めるゲーム39」(著:ブライアン・コール・ミラー、出版:ディスカバー21)
【あわせてよみたい】
本サイトでは、この他にも研修などで使えるコミュニケーションゲームを多数紹介しております。是非、こちらの記事もご覧ください。


