大阪「うどん棒」さんで香川県のB級グルメ「あんもち雑煮うどん」頂く!

香川県のソウルフードと言えば「讃岐うどん」ですが、地元B級グルメとして「あんもち雑煮うどん」なるものがあるのをご存じでしょうか?

今回は、香川県出身の店主が大阪で営むお店「うどん棒」の季節限定メニューとして登場したので、早速食べに行ってきました。

食べログ100名店の常連、大阪梅田「うどん棒」

「うどん棒」は、大阪駅前第3ビルの地下2階にあるうどん店。いつも行列の絶えない人気店で、食べログのうどん百名店、ミシュランガイドにも掲載されています。店主は香川で3代続くうどん屋で育ち、2004年大阪でこのお店を開店させました。香川の安心安全な食材にこだわり、時代に応じた「日常のご馳走」である讃岐うどんを提供されています。

うどん棒「素材へのこだわり」

こちらのお店が超飲食店激戦区の大阪梅田という場所においても、人気を集めているのでしょうか?その秘密は、素材へのこだわりがあげられます。

同店の公式ホームぺージに素材へのこだわりが掲載されていますので、紹介しておきましょう。

こだわり素材1「うどん」

豊かな香りが特徴の、香川県産小麦「さぬきの夢」を、香川の天然水を使い、その日の気候に合わせて毎日、純手打ちでご用意しています。運が良ければ、店頭で麺打ちをしている姿が見られるかもしれません。温かいうどんではモチモチ、冷たいうどんではキリッとしまった最高のうどんです。

こだわり素材2「出汁」

鯖、鯵、ウルメ、花鰹、日高昆布を贅沢に使い、毎日ていねいに取っています。一口すすれば、旨味が口の中いっぱいに広がります。関西が世界に誇る「出汁文化」をたっぷりとお楽しみください。

こだわり素材3「醤油」

生醤油うどん、釜玉うどんには香川県で260年続く老舗醤油屋「かめびし屋」の醤油を使っています。日本で唯一、むしろ麹製法による長期熟成を行なっている蔵元で、深いコクとまろやかさ、独特の酸味が特徴です。本物の醤油で、本物のうどんを召し上がってください。

かめびし屋公式サイト

こだわり素材4「天ぷら」

天ぷら油は、非遺伝子組み換えの菜種を昔ながらの圧搾製法で搾った風味豊かな菜種油「赤水」を使っています。もちろん、天ぷらは全て揚げたてでご用意しています。カラっと揚がったサクサクの竹輪、野菜たち。うどんの旨さをさらに引き上げます。

こだわり素材5「オリーブ牛」

香川県・小豆島のオリーブの搾り果実を与えて育てたブランド黒毛和牛です。オリーブ牛は、出汁で炊いてもアクが出ず、赤身部分も味が濃いお肉です。1度召し上がるとやみつきになるお客様もたくさんいらっしゃいます。まだまだ関西圏で取り扱っているお店が少ない希少なお肉。オリーブ牛のつけ麺やオリーブ牛すきうどん(要予約)でぜひどうぞ!

オリーブ牛公式サイト

このお店の人気メニューとして、「オリーブ牛のつけ麺」「ちゃんぽんうどん」が有名ですが、今回は季節限定の「雑煮うどん」を頂きました。

香川県の郷土料理「あんもち雑煮」

白味噌仕立ての汁に甘いあん入りの丸餅、家族円満の願いを込めて輪切にした大根、金時人参などを入れた雑煮。

江戸時代、温暖で雨の少ない気候である香川県では、殖産振興の一つとしてさとうきび栽培が奨励された。讃岐地方の白砂糖は、色が白く口どけがよいことから、綿や塩と並び「讃岐三白」として特産品の代表となった。当時砂糖は貴重品で、一般家庭では普段口にすることができなかったが、明治時代あたりから、年に一度、とっておきの砂糖を使った正月の特別な料理として、雑煮に取り入れるようになったのが「あんもち雑煮」のはじまりといわれている。雑煮に使う白味噌は、保元の乱に敗れ讃岐地方に流された崇徳上皇のもとへ、京都から往来する人々によって伝えられたとされており、冬場の調味料として多くの料理に使われ重宝されてきた。

農林水産省「うちの郷土料理」より

<あんもち雑煮レシピムービー>

香川県のB級グルメ「あんもち雑煮うどん」

香川県のソウルフード「さぬきうどん」と郷土料理「あんもち雑煮」がコラボして生まれたのが、「あんもち雑煮うどん」です。

香川県観音寺市「本場かなくま福田」をはじめ、香川県内のいくつかのうどん屋さんで提供されている人気のB級グルメです。

大阪「うどん棒」さんで「あんもち雑煮うどん」を頂く

今回は、大阪に居ながらにして、「あんもち雑煮うどん」が頂けるということで、早速「うどん棒」さんを訪問してみました。

今回の「あんもち雑煮うどん」は1月の限定メニューとして提供されていましたが、人気が高いのか2月の限定メニューとしても登場。

実際、私がお店を訪問した日もお客さんの半数ぐらいは、この「あんもち雑煮うどん」を注文していました。

「あんもち雑煮」の色とりどりの美しさを堪能

期待度MAXで訪問したと言うこともあり、食べる前からテンション高めの私。列に並んでいた時に注文を済ませていたということもあり、入店後、ほどなく着丼。まず私を喜ばせたのは、その美しい姿。白みそが織りなすクリーム色のスープの上にならぶ、色とりどりの具材、ほうれん草、大根、金時人参、ゴボウ、鰹節…そして今回のもうひとつの主役、あんこの入った白いお餅、これは正に、香川県の伝統料理「あんもち雑煮」そのものです。

スープの表面には、うどん棒さん自慢の「讃岐うどん」が見え隠れしています。私は、素早く写真を撮影した後は、じっくりとその姿を目で楽しみました。そして、香川県のお正月の風景に想いを馳せました。

白味噌のお出汁とあんもちの甘さがコラボして「よい塩梅」

まずはスープを一口…白味噌の優しい甘さが口の中に拡がりました。次に大根を口の中に一切れ放り込むと、しっかりと出汁を吸い込んだ食感が私を愉しませてくれました。

いよいよメインのうどんへ、しっかりしたコシともっちりとした食感は、本場の讃岐うどんを彷彿とさせられます。さすがは名店「うどん棒」の麺です。

そして真打「あんもち」の登場です。出汁を吸い込んだお餅の表面はしっとりとしていました。そして思い切ってお餅にかぶりつくと、あんこが飛び出してきます。クリーミーな白味噌のおだしと程よい甘さのあんこが口の中で混じりあって、いい塩梅に…

いままで食べた事のない美味しさを実感!

食べ歩きが趣味の私は、これまでも数々のうどん店を尋ね歩きました。地元大阪にも、美味しい「讃岐うどん」を提供してくれるお店は沢山ありましたが、「あんもち雑煮うどん」は初めての体験。今まで食べたことのない美味さを味わうことができて、大満足、うどん棒さん、本当にありがとうございます。

まとめに代えて…

今回は、大阪うどん棒さんの限定メニュー「あんもち雑煮うどん」を紹介しました。うどん棒さんでは、その時期ごとに、さまざまな限定メニューを提供しているので、次はどんな「うどん」に出逢えるのか…楽しみです。

皆様も梅田に行かれる際は、是非一度、うどん棒さんに立ち寄ってみて下さい。

【追伸】

当サイトでは、この他にも「食べ歩き関連」の記事をアップしております。是非そちらの記事も御覧頂けると幸いです。

Follow me!